「コロノイド筋トレーニングとストレッチオーラル」の組合せ
- OCA事務局

- 3 日前
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先日、某テレビ局で、若見え、表情筋というキーワードで番組が放送され、巷で話題の「コロノイド筋トレーニング」についてです。

鏡を見たとき、
・「以前より頬が下がった気がする」
・「口角が上がりにくくなった」
・「笑ったときの表情がなんとなく疲れて見える」
そんな変化を感じることはありませんか?
年齢とともに変わるのは、肌だけではありません。
顔にはたくさんの筋肉があり、笑う、話す、食べる、口を開けるといった日常の動きに関わっています。
そこで私が注目しているのが、「コロノイド筋トレーニング」と「ストレッチオーラル」を組み合わせるという考え方です。
<そもそも「コロノイド筋」とは?>
「コロノイド筋」という言葉は、一般的な解剖学で使われる正式な筋肉名ではありません。
ここでいうコロノイド筋とは、下顎骨の「筋突起(コロノイドプロセス)」周辺に関係する筋肉、特に側頭筋など、あごを動かす筋肉とその周辺の機能に着目した考え方として使用しています。
筋突起は、下あごの骨の上部にある突起のひとつで、ここには咀嚼に重要な「側頭筋」が付着しています。側頭筋は、食べ物を噛むときに下あごを持ち上げる働きをする筋肉です。
しかし、口元や顔の印象を考えるとき、「噛む筋肉」と「表情をつくる筋肉」を完全に別々のものとして考えることはできません。
私たちが笑ったり、話したり、食べたりするときには、あご、頬、口元などが連動して動いているからです。
そこでコロノイド筋トレーニングでは、単純に頬を上げる、口角を上げるといった表面的な運動だけではなく、あご周辺から顔全体の動きを捉え、表情をつくる筋肉を動かしやすくしていくことを大切にします。
つまり「コロノイド筋だけを鍛えれば若返る」という考え方ではありません。
あご周辺の動きに着目しながら、口元や頬を含めた顔全体の筋肉をバランスよく動かしていく。
それが、ここでいう「コロノイド筋トレーニング」の基本的な考え方です。
そして、そのトレーニングをよりスムーズに行うために組み合わせたいのが、口腔周辺をやさしく動かす「ストレッチオーラル」なのです。
<ストレッチオーラルを使う方がいい理由>
ポイントは、ただ表情筋を一生懸命動かすのではなく、
「ゆるめる → 動かす → 鍛える」
という順番。
今回は、なぜこの組み合わせが若々しい表情づくりにつながると考えられるのかをお話しします。
表情の老化は「皮膚だけ」の問題ではない
顔が老けて見えると、多くの人は最初に「シワ」「たるみ」「肌のハリ」を気にします。
もちろん皮膚の変化は重要です。
しかし、顔の印象をつくっているのは皮膚だけではありません。
皮膚の下には脂肪や筋肉などの組織があり、それらが立体的な顔の形を支えています。
実際、顔の老化には皮膚の変化だけでなく、皮下のボリュームや筋肉など、より深い組織の変化も関係すると考えられています。
だからこそ、
「表情を動かす筋肉そのものに目を向ける」
という発想が出てきます。
表情筋は鍛えることで変わるのか?
ここで興味深い研究があります。
2018年に医学誌『JAMA Dermatology』に掲載された研究では、40〜65歳の女性を対象に、20週間のフェイシャルエクササイズを実施しました。
参加者は32種類の顔の運動を学び、最初の8週間は1日30分、その後は隔日でトレーニングを継続しました。
最終的に20週間を完了した16人を評価したところ、上頬・下頬のふくらみに改善がみられました。
さらに、写真を見た評価者が推定した平均年齢は、開始時の50.8歳から20週間後には48.1歳へと変化しています。
つまり約2.7歳、見た目年齢が若い方向に評価されたということです。
もちろん、これは参加人数が少なく、対照群もない研究です。
「表情筋を鍛えれば必ず若返る」と断定できるものではありません。
それでも、顔の筋肉へのアプローチが見た目の印象に影響する可能性を示した研究としては、とても興味深い結果です。
そこで考えたい「コロノイド筋トレーニング」
コロノイド筋トレーニングで大切にしたいのは、
顔だけを単独で考えないこと。
私たちは、口を開けたり、噛んだり、笑ったり、話したりするとき、ひとつの筋肉だけを使っているわけではありません。
口の周囲、頬、あごなどが連動して動きます。
ところが日常生活では、スマートフォンやパソコンを長時間見たり、無表情で過ごす時間が増えたりして、顔を大きく動かす機会が意外と少なくなっています。
「笑っているつもりなのに口角が動かない」
「口を大きく開けにくい」
「頬を動かしている感覚が分からない」
そんな人がいきなり強い表情筋トレーニングを始めても、狙った部分をうまく動かせないことがあります。
そこで重要になるのが、トレーニングの前に動きやすい状態をつくることです。
ストレッチオーラルは「トレーニングの準備」
ストレッチオーラルの目的は「鍛えること」ではなく、
これから動かす場所を感じ、動きやすい状態へ導くこと。
そのうえでコロノイド筋トレーニングを行う。
私はこの、
ストレッチオーラル → コロノイド筋トレーニング
という順番が重要だと考えています。
「鍛える」前に「動ける顔」をつくろう
まずストレッチオーラルで動かす。その後、コロノイド筋トレーニングで鍛える。
若見えは、肌だけではなく「表情」から。
※こちらの記事全文は、森昭のnoteでご覧いただけます。

